時代のニーズに対応!より専門的で取得が大変になった介護福祉士資格

ひと昔前の介護系資格の取得については、それほどハードルも高くなく比較的容易に取得できるイメージの方が多いかと思います。

ですが時代の流れとともに、「より専門的に」「幅広い知識」を得る必要性と、あと、医療的処置が必要な方の在宅介護のニーズも増え、それによりナースに限定せず、介護職員の方も柔軟に対応できるように「医療の知識や技術」も求められるようになりました。

そうした背景も踏まえ介護福祉士資格の取得に関しては、受験資格に「実務者研修を修了していること」が必須条件となりました。実務経験が3年以上という条件に加え、この研修を修了していることも必要となったのです。

ですのでこの追加部分は、いずれも「医療ケア」に関する内容が盛り込まれています。
例えば、※実務者研修の内容、そして実際の国試の試験科目にも、痰の吸引や経管栄養などの基礎知識も加わることになったのです。

補足:※実務者研修の内容については、「無資格者」「ホームヘルパー2級」(現在はこの資格は「介護職員初任者研修と名称が変わりました。(筆記試験が新たに課せられました)ベースによって必須科目に違いがあります)

2017年1月実施の試験から「実務経験3年+実務者研修終了」していることが介護福祉士の国家試験受験に必要となったので、希望される方にとってはさらに大変になりましたが、これで介護福祉士も介護だけではなく、医療の基礎知識を持つことで、資格に重みと自信も付帯するのではと思うのです。

介護職転職で自分の希望条件をあきらめない

介護の職場は、「3K」(きつい、危険、きたない)に「給料が安い、休暇が少ない、カッコ悪い」が加わって「6K」職場とも、一部で揶揄されています。また、やる気をもって、仕事にのぞむため、「燃え尽き」てしまう職員も多くいます。
介護の現場自体も人材確保、人材育成と声高に叫んでいるものの根本的な解決を見いだせていません。前回の介護報酬改定においても、介護職員の処遇改善の措置を講じながらも、全体として介護報酬の引き下げを決定するなど、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるかのようです。介護の現場で働くからこそ、次の仕事として介護を選ばないと考えられる方が多数いらっしゃるのもうなずけます。
そこで一つ、提案です。
働く側として、今一度、自分の希望条件にこだわろうということです。
自身のキャリア形成、ライフスタイル、あるいは現在の体調など総合的に考えて、今の自分に一番ふさわしい働き方を探しましょう。
直接雇用であれば、無理シフトになかなか文句を言えないこともあります。無理なシフトをこなすあまり、体調を崩したり、自分のキャリアに関することがないがしろになったりしては、本末転倒です。
現在、介護業界は人手不足が顕著です。介護派遣の時給が正職員の時給を上回るケースも散見されます。こうした機会を利用し、正社員、直接雇用にこだわらず、じっくり自身の希望条件が満たされる転職を考えるのもよいでしょう。